神戸市須磨区板宿で就労移行支援事業をしている「ぷろろーぐ」です。
精神障がいをお持ちの方が就労に向けて日々訓練しています。
7月29日の就労準備プログラムでは「アサーションプログラム」を行いました。
アサーションとは自分の気持ちを正直に率直にその場にふさわしい適切な方法で伝えようとする自己表現です。
「思ってもいないことを言ってしまう」「思っていることを言えない」などコミュニケーションにおける課題はたくさんあります。
アサーションはそうした課題を解決する考え方やコミュニケーションの手法を勉強するプログラムです。
アサーションもアンガーマネジメントと同じで繰り返しトレーニングすることで身につきます。
今回は「コミュニケーションとは」「なぜ思っている言葉が言えないのか」「アサーション権」など講義スタイルで説明をしました。
さらにコミュニケーションの3つのタイプ(のび太タイプ、ジャイアンタイプ、しずかちゃんタイプ)のキャラクターでロールプレイを行いました。
普段の人格とは違う性格のキャラクターを演じました。
言いたいことが言えないのび太、強い言葉のジャイアン、自分も相手も大切にするしずかちゃんを演じ、「言ってみてどう感じたか」、「言われてどう感じたか」感想を言い合いました。
のび太の言葉を聞いた人は 「のび太が怒ってこなくてよかった。」
ジャイアンを演じた方は 「ストレートな言葉で相手の事を考えていない」
ジャイアンの言葉を聞いた方は 「こんな風に言われたら関係性が変わる」
しずかちゃんを演じた人は 「言いたいことが言えた」
しずかちゃんの言葉を聞いた人は 「ジャイアンと伝えたいことは同じなのに感じ方が違った。気持ちが伝わった」
などそれぞれのコミュニケーションの長所短所の感想がたくさん出てきました！
演じることでその人の感情が理解できることもあるんだなと感じました。
アサーションは相手も自分も大切にする考え方です。
相手のいいなりになってしまうのび太、自分の言いたいことを相手の事を考えず伝えるジャイアンではなく、自分の言いたいこともいう事ができ、相手の気持ちも考えることができるしずかちゃんのコミュニケーションを職員もできたらいいなと思います。
次回はアサーションの技法について具体的に勉強する予定です。
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就労移行支援・就労定着支援事業所ぷろろーぐ
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