こんにちは!
神戸市須磨区板宿で就労移行支援事業をしている「ぷろろーぐ」です。
精神障がいをお持ちの方が就労に向けて日々訓練しています。
3月17日の就労準備プログラムでは「SST」を行いました。
SSTはソーシャルスキルズトレーニングの略です。社会生活技能訓練とも言われます。
SSTは社会生活の中で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことです。
仕事をする上で大切な技能でもあります。
精神疾患や発達障害のあり/なしに関わらず、就労支援事業所や病院などで広く取り入れられている技法です。
練習したい場面をロールプレイで演じて、参加者から良かったところ/さらに良くなるところを教えてもらいます。そしてその練習した内容を今後の実生活の中で活かしていくプログラムになります。
ぷろろーぐのSSTでは「仕事」「家族」「生活」面での対人関係を主にテーマとして練習しています。
今回のSSTでは「自分の希望を伝えたときに相手の態度で傷ついた」というテーマで行いました。
自分の希望を相手に伝えたが、相手の態度や反応が期待しているものではなく、ショックを受けることは皆さん経験があると思います。
例えば家族や友人、主治医に勇気を出して「就職したい」と伝えたときに、「まだ早いんじゃない?」「無理しないでいいよ」「いいとは思うけどねぇ・・・」などなど。
相手も自分の体調を心配してくれているのですが、自分の想いを無下にされたような感じもします。
そうしたときにどう対処するかを、みんなで考えました。
皆さんがロールプレイをして大事だなと感じたことは
①傷ついたことを相手に伝える(非言語でOK)
落ち込んだことを伝えないと、次も同じ対応をされてしまいます。
言葉で落ち込んだと伝えることは難しいと思いますが、表情や声のトーン、目線、沈黙など落ち込んだことを表現する非言語的コミュニケーションはたくさんあります。
参加者の中には「自分が落ち込んだことを表現していいんだと驚いた」という方もいました。
②自分の希望をあきらめずに伝える
希望を伝えたときに反応が悪いと、希望を取り下げてしまい、相手の言いなりになってしまう人も多いです。
自分がどうしてもやりたいことは、あきらめずに何度も伝えることが大事です。
どうしても1人で難しい場合は支援者の力を借りるのもありだと思います。
③質問をする
場面にもよるかもしれませんが、相手の言うことをそのまま受け入れるより、質問をすると相手の行動が軟化することもあります。
この3つのポイントをすることで、相手も○自分も○のコミュニケーションに近づけると思います。
またプログラムの報告をさせて頂きます。
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就労移行支援・就労定着支援事業所ぷろろーぐ
ぷろろーぐでは精神障がいの方の就労のサポートをしています。
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電話番号 078-797-5078
住所:神戸市須磨区飛松2-5-14
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