こんにちは!
神戸市須磨区板宿で就労移行支援事業をしている「ぷろろーぐ」です。
精神障がいをお持ちの方が就労に向けて日々訓練しています。
4月21日の就労準備プログラムでは「SST」を行いました。
SSTはソーシャルスキルズトレーニングの略です。社会生活技能訓練とも言われます。
SSTは社会生活の中で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことです。
仕事をする上で大切な技能でもあります。
精神疾患や発達障害のあり/なしに関わらず、就労支援事業所や病院などで広く取り入れられている技法です。
練習したい場面をロールプレイで演じて、参加者から良かったところ/さらに良くなるところを教えてもらいます。そしてその練習した内容を今後の実生活の中で活かしていくプログラムになります。
ぷろろーぐのSSTでは「仕事」「家族」「生活」面での対人関係を主にテーマとして練習しています。
今回のSSTでは「仕事で注意された時」というテーマで行いました。
参加メンバーさんから練習したいお題を募り、実際に困っていることを題材にロールプレイングを行いました。
要約すると内容は
「自分の作業の仕方について注意を受けた。注意の内容は理解できるが、嫌な気持ちになった」というもの。
「注意」と書きましたが、実際には「指摘」の方が近い状況だったようです。
こういう場面は仕事でも生活でもありますよね。
このブログを読んでくださっている方の中にも
毎日自主的に、みんなで使う部屋(家でも職場でも)でそうじなどをしていたら
「ちょっと雑だね」というような言葉をかけられてしまったご経験はありませんか?
自分の作業の仕方がすこし悪いのはわかる、
でも、いつもがんばっているのに~
そんな風に言われたらいやだな、、、という気持ちになったこと、ありませんか?
すごーく引きずってしまったり、落ち込んでしまったこと、ありませんか?
逆に、相手にキレてしまったことはありませんか?
こういう場面でもSSTは結構使えます。
まずは、こういう場面で自分はどんな気持ちになったかを考え、
相手を傷つけず自分の気持ちを伝えるコミュニケーションをみんなで考えました。
相手が絶対正しいとは限らないので、事実を確認することも重要です。
感情のぶつけあいで終わらず、作業がうまくできようになる方法を教えてもらえば、その後のストレスも減りますね。
あと、場面によっては、悲しいことは悲しい、と顔や態度で表現することもいいことです。
注意(指摘された)、自分なりにはがんばってきたから注意されたら悲しい、でも改善できる方法を教えてもらって次から生かしたい、
そんな気持ちと言葉をうまく表現すれば、きっと相手にも伝わると思います。
作業もうまくできるようになれば、一石二鳥ですね!
コミュニケーションが苦手、という方も多いと思いますが
練習すれば苦手意識が薄れてくることもあります。
あきらめずに、取り組んでいきましょう~
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就労移行支援・就労定着支援事業所ぷろろーぐ
ぷろろーぐでは精神障がいの方の就労のサポートをしています。
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電話番号 078-797-5078
住所:神戸市須磨区飛松2-5-14
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